理事長所信

第44代理事長 大橋松太郎 ごあいさつ

公益社団法人だて青年会議所

                        第44代理事長 大橋 松太郎

 

スローガン

気 概

~笑顔の花を咲かす~

 

【はじめに】

1981年、旧7町の青年経済人が集い「だてはひとつ」を基本理念に、だて青年会議所の前身である保原青年会議所を創設し、44年目を迎えます。

2023年5月より新型コロナウイルス感染症が5類登録となり、新型コロナウイルス感染症の発症前の普段の生活に戻ろうとしています。しかしながら、近年では物価の高騰があり、社業や家計に大きな打撃を与えているが現状です。

我々にできること、それは今まで以上に地域に寄り添い、持続可能な明るい豊かな地域の実現のため、何ができるのかを存分に議論し、そして全力を尽くして運動、活動を展開していくということです。

また、だて地域はもとより、全国的に少子高齢化、人口減少による担い手不足や若者の転出など多くの課題が山積されており、我々を取り巻く環境は急速に変化しています。

しかしながら、私が思うに課題を解決しても課題は次から次へと現れ、なくならないと考えます。一番大切なことは市民、行政、各諸団体と協力し、人と人が支え合うことで、つながる力となり、そしてどんな課題でも解決できる大きな力となり、地域全体に笑顔が溢れると確信しております。

 

【笑顔溢れる地域社会】

我々は、地域に根差した様々な事業に取り組み、運動、活動を続けておりますが、地域住民の理解はどれほど得られているのでしょうか。手法に気を取られ、なぜ事業が必要だったのか、本来の目的が後回しになっているのではないでしょうか。私が考える良い事業とは、得られる効果を想い描きながら企画立案する事だと考えます。

持続可能なひとづくり、まちづくりを実現するには、地域社会の課題やニーズを吸い上げ、老若男女問わず多くの市民を巻き込み、笑顔溢れる事業を創出しなければなりません。そして、その事業を検証し、また新たな笑顔へバトンをつなげていくことが大切だと考えます。

また、行政や各諸団体と連携し、地域に対する意見や情報を積極的に交換することで、互いに協力し合いながら、地域に寄り添った事業に取り組んでまいります。

私は人の笑顔を見ると幸せになります。青年会議所運動を通し、人と人が支え合うことで、市民に笑顔が溢れる明るいだての未来を創造してまいります。

 

【会員の出席と未来への拡大】

我々の運動は事業規模に関わらず、メンバーの手によって作られています。持続可能な明るい豊かな社会の実現に取り組むためにも、まずは一人でも多くのメンバーに会議や事業に出席してもらうことがとても大切です。

青年会議所は意識変革団体であり、地域のリーダーを育成する場所です。青年会議所の意義を理解し、活動に参加することで、ここに来れば多くの学びを得ることができ、自己の成長につながるということを広く伝播していかなければなりません。そして、会員拡大を行うにあたり、メンバー一人ひとりが青年会議所の意義を理解していれば、入会候補者に魅力を伝えることができます。

年会費は決して安くはありません。だからこそ、青年会議所を最大限に活用し年会費以上の価値やメリットを自分自身で見つけ、自己成長と社業発展に活かしていただきたいのです。

私は青年会議所活動を通し、多くの仲間に支えられてきました。まさに「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」です。仲間こそが、青年会議所の最大の価値であり、魅力であると私は考えます。

より多くの仲間を増やし青年会議所運動を伝播させるためにも、会員拡大と出席率の向上は重要です。

 

【地域のリーダー育成】

青年会議所は毎年組織の役職が変わる団体です。これは、地域のリーダー育成のための自己成長の機会を提供することと、様々な役職経験を通して、相互理解を深めることにつながります。

リーダーとは人々を導く人格者であり、創造、挑戦、実行、検証できる人材と考えます。我々は地域のリーダーとして、常に未来を見据え行動していかなければなりません。

我々は、青年会議所運動、活動を通して、個々の自己成長へつなげ、社業を発展させる大きな力となり、さらには地域社会へ笑顔を届けられると確信しています。

 

【45周年に向けて】 

2025年45周年という大きな節目を今まさに目前に控え、だて青年会議所は今年44年目を迎えます。この特別な機会に、地域社会に持続的なインパクトを与え、新しい時代に必要とされる組織に進化するためのビジョンを築く必要があります。明るい豊かな社会を創造するため、共通の価値観を共有し、多くのパートナーシップを築きながら、地域社会の発展に貢献してまいります。

 

【結びに】

青年会議所とは「修練・奉仕・友情」の三信条のもと、運動、活動を展開しています。

これらを通して、多くの仲間との出会いや経験、学びや気づきを得ることができます。しかしながら人は、何か困難なことに直面すると、楽な方に流されたり、諦めてしまうことも少なくありません。

 

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」

 

これは、私の大好きな上杉鷹山の言葉で、どんな困難にぶつかっても、「絶対に成し遂げる」と強い意志を持つという意味です。新たな挑戦と失敗を恐れないという気持ちが、自己成長につながり、そして、メンバー一人ひとりが高い志を持つことで、想いが伝播し、市民や行政、各諸団体と想いを共有し、だて地域の明るい未来を切り拓くことができると確信しています。

多くの仲間とともに地域に笑顔満点のだての未来を描いていきます。

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