理事長所信

第39代 理事長 菊池 研 ごあいさつ

公益社団法人だて青年会議所
第39代 理事長 菊池 研

「反復・継続・丁寧」
~Be better,Couldn’t be better~

はじめに

だて青年会議所の歴史は、1981年「だてはひとつ」を基本理念としてスタートしました。以来、だて地域旧7町からJCの旗の下に参加した青年たちは、常に互いを高め合い、友情を重ね、ふるさとの輝く未来を創造するために38年の歴史を刻んでまいりました。そして、2020年東京オリンピックが開催されるその年に40周年という大きな節目を今まさに目前に控え、だて青年会議所は今年度39年目を迎えます。

青年会議所活動に限らず、私自身が日頃心に留めていることとして「より良くなりたい」という思いを胸に、行動してまいりました。人生に過ちはつきもので、常に正しい選択ができる訳ではありません。それでも、困難な状況を打開・改善すべくあらゆる局面で人は決断を迫られます。そして、その決断の積み重ねこそが自己を成長させ、ひいては地域社会への貢献につながるものと考えています。

そのためにも、私たちは今まで培った知識や経験を活かし、信頼する仲間とともに自らを高めることで、ふるさとだての明るい未来を創造できるよう尽力してまいります。

個人の研鑽と組織の醸成

地域社会に貢献できる力強い組織とはどのようなものでしょうか。私はこう考えます。

1)メンバー一人ひとりが各局面で要求される内容を丁寧に取り組むことで、経験を身に付け、組織内においてだけでなく地域にも各々が必要とされる人材となっていく。

2)組織として動く際には、各メンバーの能力や適性・長所などを互いに理解し各々を補い合うことで、より連動性のあるチームとなることを目指す。

3)だて青年会議所単体だけでなく、目的を共有できる個人や団体との対話を進めて信頼関係を重ね、時には共に行動することでパートナーシップを築いていく。

以上のような行動を重ねていくことが肝要です。ただし、これらを進める上で重要なのは、メンバー一人ひとりの役割が明確になっているかという点です。当事者意識を持ってJC活動を進めるには、はっきりとした役割分担を行い、小さなことでも成功体験を積み重ねることが必要で、その結果、個人の研鑽及び組織の醸成につながります。

会員拡大と40周年に向けて

個人の研鑽と組織の醸成を経て私たちが得た経験は、同じ思いを共有したいという青年の大切な動機付けにも昇華されるはずです。会員拡大活動は組織と地域社会との最大の接点であり、組織をより良いものにしていくためには欠かせないものです。だて青年会議所はより多くの同志を募り、組織を拡大することで、地域社会を動かす青年を生み出す存在とならなければなりません。40周年を迎えるにあたり、地域社会に持続的なインパクトを与え、新しい時代に必要とされる組織に進化するためのビジョンを私たち自身、模索していかなければなりません。

だての未来を担う青少年の育成

だての未来を担うのは地域で育った子供たちが中心となるでしょう。自分を含めた他人にも、自らの住むふるさとにも思いを寄せることが大切で、それらは生きるための活力につながると考えます。子供たちが大人になってもふるさとに心を寄せる郷土愛を培うために、地域の魅力に触れ、人のつながりを感じ、ふるさとに誇りを持つ機会を創出してまいります。そのためには、だて地域にある社会資源を活かしつつ、家族や地域の市民といった周囲との関係を大切にし、互いを思いやる心を育めるよう同じ時間を共有し思い出を刻む機会を展開します。

地域と協働したまちづくり

まちづくりには関わる全ての人々による豊かな暮らしの創造が必要であり、だて地域の明るい未来には市民の力が欠かせません。事業を通して私たちの運動に共感を得た市民が、更に行動を伴った共鳴へと発展するよう、市民参画意識の醸成にも力を入れていきます。そのためには、行政や関係諸団体についても相互に協力し合い、今後も連携の強化を図りながら地域が一体となれる事業に取り組みます。青年会議所とは、地域のあらゆる課題を分析し、それをもとに企画立案して事業を行い、その結果を検証してまた新たな事業へ取り組むことができる、かけがえのない団体です。私たちがこれまで創り上げてきたものを市民から継続して必要とされるために、時代の変化に対応しながら常にそこから進化させていくことが、だての未来を切り拓く鍵となります。

終わりに

私自身の記憶に強く残っている過去に聞いた言葉を紹介させていただきます。

「自分より優れた何かを持っている人間は生まれた時点で自分とは違っている。それを覆すことなどどんな努力・工夫・仲間を持ってしても不可能だ。そう嘆くのは、全ての正しい努力を尽くしてからで遅くない。

自分は天才とは違うからと嘆き諦めることより、自分の力はこんなものではないと信じてひたすら真っ直ぐに進んで行くことは、辛く苦しい道であるかもしれないけれど。」

私たちは青年とはいえまだまだ成長できる伸びしろがあるものだと私は信じています。目の前にある問題に嘆くのではなく、「正しい努力」を「反復」し、それらを長く「継続」し、常に必要な何かを「丁寧」に模索していくべきと考えています。

青年会議所運動に取り組むにあたり、常により良く「Be better」することを意識し、そしてこの上ない「Couldn‘t be better」未来を刻んでまいります。すべては、かけがえのないふるさと「だて」の未来を切り拓き、次世代へ思いをつないでいくために。

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